LINEを乗っ取られるとどうなりますか?また、SNS乗っ取り被害の対処法を教えてください。
LINEが使えなくなる
LINEの乗っ取りはサービスの普及と共に増加しました。開発者側もセキュリティを強化して対策を取っているものの、サイバー犯罪者による乗っ取り被害がなくなることがありません。
乗っ取り被害に遭うと知人や職場の間での関係悪化に繋がったり大切な財産を失ってしまう可能性があるため、被害に遭わないように対処法を確認しておきましょう。
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LINEが乗っ取られるとどうなるか
LINEが使えなくなる
LINEを使おうと思ったら画面に「利用できません」などといったエラーが出てきて、LINEが使えなることがあります。
これLINEは乗っ取り被害における一番の被害です。
機種変更などを行った覚えがないのであれば、誰かが別の端末(スマートフォン・タブレット)からあなたのLINE IDとパスワードを使ってログイン、つまりLINEを乗っ取ったために起こる現象です。
LINE側のセキュリティの一貫として、安全な機種変更のため他の端末(スマートフォン・タブレット)からLINEのアプリにログインすると元の端末でアプリが利用できない仕組みになっているのですが、乗っ取りに遭うとそれが足かせになってしまうのです。
そうなってしまうとLINEでしかやりとりをしていない人とは連絡手段がなくなってしまいます。
さらに勤め先での出欠など、重要なやり取りをLINEでしている場合、LINEが操作できなくなくなってしまうとあなたの社会活動にも支障をきたしてしまいます。
詐欺に使われる
乗っ取られたLINEアカウントが詐欺に利用されることもあります。
普段やりとりをしていないアカウントから「自分のかわりにギフトカードを買ってきてくれないか」「電話番号を教えてくれないか」などというメッセージが送られてきたことはありませんか?
このようにしてLINEを乗っ取った人間は元のアカウントの持ち主のふりをして金銭を巻き上げたり個人情報を聞き出したりするのです。
友達とのトラブル
上記のように、あなたのLINEアカウントが知らないうちに詐欺に加担してしまう可能性があります。怪しいメッセージが送信されてしまうと、もし相手が騙されなかった場合でも相手に不快感を与えてしまいます。
さらに電話番号やLINEのIDを聞き出されてしまうとパスワードの総当たりツールなどを使い友達のアカウントまで乗っ取られてしまい、1つのアカウントが乗っ取られただけでその友達にまで被害が及ぶのです。そうなるとあなたは友達との関係が悪化し、社会的な信頼まで失いかねません。
LINE乗っ取りの手口
パスワードリスト攻撃
“IDとパスワードがセットになっているリスト”を用いて、無差別にログインを試みる乗っ取り方法です。
そのようなリストは、違法に情報を流出させている内部犯がいる企業や、ハッカーなどが何らかの違法な方法で手に入れたものでしょう。
さらにパスワードを覚えるのが面倒で同じパスワード を使い回していると、LINE以外のサービスも乗っ取ら れてしまう恐れがあります。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、企業を装ったメールやサイトで、ID・パスワード・クレジットカード番号などといったの個人情報をだまし取る詐欺です。
そこで直接LINEのIDとパスワードを入力して送信してしまうと、乗っ取りの原因となってしまいます。
なんらかのメール・ショートメール・サイトなどで、LINEではなくてもIDとパスワードを入力したことがある方は、前述の“IDとパスワードがセットになっているリスト”に登録されている可能性があります。
乗っ取られた時の対処方法
LINE公式に報告
LINE問題報告フォームでは「自分のアカウントが盗まれた」という報告項目があります。
早急に報告することで、LINE側は手立てとして、あなたの乗っ取られたアカウントを削除・利用停止をしてくれるでしょう。
アカウントの再登録
報告をして自分のアカウントが削除されていれば、同じ電話番号で新規登録ができ、購入したスタンプも引き継がれます。
ただし、友達リストはリセットされてしまうので、重要なやりとりをしていた場合は注意が必要です。
家族友人に別の手段で連絡
乗っ取りによる詐欺被害を防ぐため、できるだけ早く友達や家族に伝える必要があります。
自分の端末ではLINEからメッセージを送られない可能性が高いため、電話など別の手段で連絡を取りましょう。また、人づてで情報を拡散してもらうことも有効です。もし既に金銭を取られる詐欺に遭った友達がいた場合は、すぐに警察に相談するように伝えてください。
乗っ取り被害に遭わないために
パスワードを使い回さない
複数のパスワードを覚えるのが面倒で、LINE以外のSNSやショッピングサイトなどのパスワードを使い回していませんか?
LINEのアカウントが乗っ取られてしまうと、同じパスワードが使われている他のサービスまで乗っ取られてしまう可能性があります。サービス毎にパスワードを使い分ける事によってさらなる乗っ取り被害を防ぐことができます。
パスワードの変更
もし他人にパスワードを教えてしまったり、怪しいURLにアクセスしてしまった場合、すぐにパスワードを変更することで不正なログインを防ぎ、最悪の事態を回避することができます。
怪しいメッセージは疑う
LINEのアカウントは、パソコンやタブレットなど、スマートフォン以外の端末からのログインすることが可能です。この機能はデフォルトではオンになっていますが、オフに設定を変更することで、他人が勝手にログインできなくなるため、乗っ取り対策に有効です。
ログイン許可の設定を変更
LINEのアカウントは、パソコンやタブレットなど、スマートフォン以外の端末からのログインすることが可能です。この機能はデフォルトではオンになっていますが、オフに設定を変更することで、他人が勝手にログインできなくなるため、乗っ取り対策に有効です。
ログイン通知機能を確認
現在ログインしていない端末からのログインがあった場合、LINEの公式アカウントから通知が届きます。身に覚えがないログインがないか確認しましょう。ただし、所謂「ニセ公式アカウント」からそっくりなメッセージが届き個人情報を抜き取ろうとしてくる場合もあるため、もし通知が届いても焦らないことが重要です。
ログイン中の端末を確認
LINEのアカウントや関連サービスにログイン中の端末をスマートフォンから確認することができます。見覚えのない端末がある場合はすぐにログアウトしましょう。
さいごに
LINEの乗っ取り、SNSの乗っ取りだけではなく、スマートフォンそのものの乗っ取りや個人情報の流出など深刻な問題が起きているかもしれません。スマートフォンの調子がおかしい、不審なことが多い、というときはセキュリティの専門家を頼ってみてはいかがでしょうか。
スマホ盗聴にまつわるその他の質問
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