スクランブル盗聴器とは
一般的なアナログ式盗聴器は広帯域受信機があれば、傍受することは難しくありません。
しかし、スクランブル盗聴器の場合、傍受の難易度が高くなります。
一般的なアナログ式盗聴器がひとつの周波数を使って音声を発信していますが、
このスクランブル盗聴器は、発信する電波を複数備えており、1秒間に周波数を数回切り替えて発信する盗聴器です。
普通は、ひとつの周波数で固定されており、途中で周波数を切り替えることは出来ません。
しかし、このスクランブル盗聴器では、複数の周波数を切り替えて発信することで、専用の受信機でないと周波数を受信することが出来ないのです。
もしも、スクランブル盗聴器の周波数を傍受しようとすれば、
そのコロコロと変わる周波数の正しい順番とタイミングを知っておく必要があり、
広帯域受信機では傍受が不可能といわれています。
市販される受信機の中には、スクランブル盗聴器が受信可能というものがありますが、
この受信機も完全にスクランブル盗聴器の周波数を傍受することが出来るものではありません。
なぜなら、周波数の切り替えの順番やタイミングもひとつに固定されているのではなく。複数の種類が用意されているからです。
複数の順番とタイミングが用意されているため、周波数を傍受するためには、完全に発信機のペアとなる受信機が必要になるのです。
スクランブル盗聴器の対策を取るなら、スペクトラムアナライザーを使って怪しい電波が出ていないか調べ、
電波の有無を確認してから、目視による調査が基本になります。
しかし、当社では、ミクロン製のリモコン盗聴器(スクランブル盗聴器)の全シリーズに対応しており、
スクランブル盗聴器発見の可能性が高い調査が可能です。
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