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Q:

iPhoneがハッキングされると具体的にどんな症状が起きますか?

A: もしiPhoneがハッキングされている場合は通知音、シャッター音などの不可解な現象が起こる可能性があります。下記で詳しく解説いたしますのでご参考ください。

iPhoneがハッキングされている?スマホ画面の右上、橙色か緑色の点は、盗聴のサイン?

iPhoneの画面に見知らぬ橙色(オレンジ)の点は一体何なのか、ご存じでしょうか。

こうした不可解な現象や見慣れない動作という異変が起こったら、ハッキングやウイルスによるものを疑いましょう。

いま、iPhoneが盗聴・ハッキングされているかもしれない…と心配されている人は、ぜひ最後まで読んでください。


iPhone画面の右上のオレンジの点はハッキング?


iPhoneを使用しているときに、画面右上の電波表示・電池残量表示部分に、緑(グリーン)や橙(オレンジ)の点が表示されていることがあります。

これ自体は正常な機能であり、iPhoneのセキュリティ(ハッキング等の防止)のために搭載されている通常の機能です。

セキュリティのための機能なので、この機能をオフにすることはできません。

橙色(オレンジ)の点の正体

この橙色の点は、「マイクが動作しています」というお知らせマークです。このマークが出ているだけではハッキングされているというわけではありません。

iPhoneのなかのアプリが内蔵マイクを使用している、ということがわかる印です。
設定によっては、オレンジ色の点ではなく、四角いマークのときがあります。

音声通話アプリ、ボイスメモアプリ、Siriの起動中などに点灯しています。

グリーンの点の正体

緑色の点がiPhone画面の右上に出ていることもあります。

これはiPhoneのカメラ単体、またはカメラとマイクの両方を使用しているときに表示される印です。


こちらも、このマークが出ているだけではハッキングされているというわけではありません。

写真撮影アプリ、テレビ電話、動画通話アプリ、などを使用しているときに点灯します。
SNSのアプリを起動しているときなども点灯します。


橙色の点や緑の点がでたときの対処

橙色の点や緑の点を確認したら、まずはマイクやカメラを起動したアプリは、一体何だったのか確認しましょう。

コントロールセンターの上部にマイクマークとともに、マイク・カメラを起動したアプリ名が記載されています。


コントロールセンターの開き方

  • Face ID(顔認証)ができるiPhoneは、右上の端から下にスワイプ(画面で指をすべらせ)ます。
  • ホームボタンがあるiPhoneは、下から上にスワイプします。

意外かもしれませんが、ツイッターやインスタグラム等のSNSアプリを起動した際にも、一瞬、この橙色の点や緑の点が表示されることがあります。

アプリにマイクやカメラのアクセス許可をしていることで起こっていますので、必要ないときはアプリの権限を変更しましょう。

(※[設定]→[プライバシー]→[マイク]又は[カメラ]で、アプリごとに権限の設定ができます。)

iPhone画面の右上にオレンジの点や緑の点が表示されても、ハッキングの可能性は低いです。

しかし、ハッキングの可能性が高い動作も存在します。
以下で、橙色の点がハッキングをされている通知である疑惑の動作についてご説明します。


橙色の点がハッキング通知の疑惑がある動作


ハッキングの疑惑がある動作について、対処法と併せてご紹介します。


コントロールセンターで直近に知らないアプリ名がでた

iPhoneにインストールした覚えのないアプリ名が表示された場合、そのアプリについて調べてみてください。

なかには「はるか昔にインストールしたアプリ」だった、ということもあるでしょう。ですが、その覚えもない場合もあります。

また、そのアプリが遠隔操作ができるアプリだった、という場合は、そのアプリ経由でハッキングされている恐れがあります。

iPhoneにこうしたハッキングがあれば、原因となるアプリをすぐ削除(アンインストール)することをおすすめします。


コントロールセンターで「不明」と表示された

録音やカメラの起動促したアプリが「不明」である場合、かなりハッキング通知の疑惑がある動作といえます。
ごく稀ではありますが、iPhoneのコントロールセンターに表示されないような隠ぺい機能があるハッキング・盗聴アプリが仕掛けられている可能性もあります。

それ以外では、これも稀ですがiPhoneの不具合である可能性があります。

電源を入れなおして、iOSアップデートを行ってみましょう。

(※ [設定]→[一般]→[ソフトウェア・アップデート]を選びましょう。)

その他iPhoneがハッキングされている疑惑の症状


以下はオレンジ色、もしくは緑色の点が出た以外の場合の、iPhoneがハッキングされているかもしれない疑惑の症状についてを簡単に解説します。


ネットを見てたら警告が出た

  • 「ご使用中のiPhoneがハッキングされています!」
  • 「このデバイスにハッカーがアクセス中です」
  • 「警告!誰かがこのiPhoneを監視しています!」

このような表示が出た際は、そのままブラウザアプリ(SafariやGoogle Chromeなど)をとじてください。

「このウイルス除去アプリをインストールすれば安心です!」などと、アプリのインストールをすすめる表示もタップせず無視しましょう。


ビープ音などが鳴り、焦ってしまうこともあるかもしれませんが、無視して再起動して、サイトの閲覧履歴を消去してください。

しっかり無視すれば、iPhoneがハッキングされていることはまずありませんので安心してください。

無視せずにアプリのインストールや、何かしらを入力した、というときはハッキングや乗っ取り、ウイルスに感染している可能性があります。専門家に相談する必要があるでしょう。


通知音、シャッター音がする

iPhoneを操作しているとき、または、放置しているときに、いきなりシャッター音が鳴る症状があります。

原因はいくつかありますが、ひとつは誤操作でスクリーンショット(画面撮影)をしてしまっている場合です。

ホームボタンがあるiPhoneは、ホームボタンとスリープボタンを同時に押すとスクリーンショットとともにシャッター音が鳴ってしまいます。

もうひとつの理由ですが、上記と同じようにインターネットブラウザで閲覧しているサイトのシステムによって、iPhoneから音が出ている場合があります。

悪質なフィッシングサイトであることが多いので、無視をして閲覧履歴のキャッシュを消去してください。

しかしこれら以外の場合に、突然iPhoneから通知音やシャッター音がするとき、乗っ取りやウイルスの被害に遭っている可能性があることです。

被害の恐れがある場合は、ウイルスの除去・盗聴アプリの除去ができる専門家に相談し、セキュリティを見直す必要があります。


iPhoneの動作が遅い

安価でメモリの少ないスマホではよくなる[動作が遅い]ということが、iPhoneで起こるというのは一種の非常事態です。

そのため動作が遅いということは、ハッキングの可能性も、ウイルス感染の疑いも強まります。

しかし専門家に依頼するその前に、iPhoneのRAM(メモリ)をクリアすることで解決することもあります。


非常に処理量の多いゲームのアプリなどをバッググラウンドで放置されていたりするのであれば、すぐに適切に終了しましょう。

再起動もしてみてください。

こうした操作をしても、iPhoneの動作が不安定なときは、ウイルスの感染の疑いが濃くなります。


通信量がかなり増えた

支払いのプランで、[データ通信量を使い放題]などにしていると、あまり意識していない通信量ですが、気にしてみてみたらある日を境に一気に増えていて不安になる、ということがあります。

ウイルスやハッキングによって、不必要な通信をしている可能性も考えられます。

しかし、iPhoneで通信量がかなり増えたときの、ほとんどの理由は以下のことが原因です。

  • 自宅のWi-Fiにつなぎ忘れている
  • アプリのアップデートをWi-Fiにつながず行った
  • アプリがバックグラウンド通信している

単純な理由に思えるかもしれません。

ただし、最後の「アプリがバックグラウンド通信している」についてですが、調べても該当アプリがない、というときは隠ぺいされているアプリが動いている可能性があります。

誰かが勝手にiPhoneにインストールしたアプリであるかもしれません。そして、それが乗っ取りや盗聴のためのアプリではないとは言い切れません。

iPhoneのハッキング調査が可能な業者や盗聴アプリ除去ができる専門家に相談しましょう。


盗聴やハッキングを確かめ除去するには


もし、上記を読んだうえで、自分のiPhoneがハッキングや盗聴、もしくは乗っ取り行為をされている可能性が高いと判断したら、これ以上の被害を防ぐ必要があります。


以下で説明する方法を今すぐ試しましょう。


パスワードの変更をする

まずは自分のiPhoneのApple IDのパスワードを変更しましょう。

[設定]→[ユーザー名]→[パスワードとセキュリティ]→[パスワードの変更]を選んでください。

Apple IDのパスワードは、8文字以上、数字、大文字・小文字の各英字をすべて含めるという条件があります。
他のサービスのパスワードとは違うものにしましょう。

変更したあとは、Apple IDに新しいパスワードでサインインしてください。


Apple社のサポートを受ける

iPhone画面の右上に橙色(オレンジ)の点が出た後、コントロールセンターで「不明」と表示された場合、iPhoneの誤作動や故障であることもあります。

通信量が多くなっているときもiPhoneの誤作動や故障だということもあるようです。

Appleには、専用のサポート窓口アプリがあるのでそこから問い合わせをしてみても良いでしょう。


専門家に診てもらう

本来、iPhoneはセキュリティが強固なものなのですが、さまざまな抜け道や技術でハッキングや盗聴を行うことはできてしまいます。誤作動や故障であっても、それが誰かの手によって起きた現象であるかもしれません。

盗聴やハッキング目的で、勝手に知らないうちにインストールされていたアプリや、感染したウイルスがiPhoneの正常な動作を阻害していることもあるでしょう。

できれば、サイバーセキュリティ―の観点があるスマートフォン盗聴調査の専門家に診てもらうことが必要です。

被害を未然に防ぐためにも、頼りになる調査力のある業者を探してください。
iPhoneの強いセキュリティ能力を過信することなく、使用する人が気をつけて利用しなくてはいけません。


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